「異常なし」と言われたのに しびれるあなたへ【脊柱管狭窄症で見落とされやすい原因】

「異常なし」と言われたのに
しびれるあなたへ
脊柱管狭窄症で見落とされやすい原因

院長 佐伯

院長 佐伯

「気のせい」ではなく、見えていないだけかもしれません

こんにちは。はりセラ淡路町院の佐伯です。「MRIでは大きな異常はないと言われた」「でも歩くとしびれや違和感がある…」
こうしたご相談は少なくありません。検査で問題が見つからないと安心する一方、症状が残っていることにモヤモヤを感じる方も多いはず。本日は、「画像には映らないけれど、確実に症状に関わっている要因」について、医学的視点からやさしく解説します。

「MRIでは大きな異常はないと言われた」
「でも、歩くとしびれや違和感がある…」
そんな矛盾を抱えていませんか?

こんなふうに思っていませんでしたか?

  • 異常がないなら、気のせいなのかな
  • 原因が分からないのに、症状はある
  • このまま様子を見るしかないのか

でも安心してください。
「原因がない」のではなく、「見えていない」だけかもしれません。

この記事の結論

画像検査の「異常なし」は、「問題がない」と同じではありません。症状の背景には、画像に映らない機能的要因が隠れていることが多くあります。

  • 画像所見と症状の強さは必ずしも一致しない
  • 筋肉・神経の滑走・血流など“機能”は画像では見えない
  • 「構造」と「機能」の両方を見る視点が必要

なぜ「異常なし」でも症状が出るのか?

脊柱管狭窄症の診断では、主にMRIなどの画像検査が用いられます。しかしここに、ひとつ重要なポイントがあります。

「画像所見と症状の強さは一致しないことがある」

実際の研究でも報告されている事実

  • 狭窄があっても無症状の人がいる
  • 軽度でも強い症状が出る人がいる
画像が正しいのに、なぜ症状の出方が違うの?
画像はあくまで「静止した状態の構造」を写したものです。実際に体が動いているとき、筋肉が緊張しているとき、神経への負担がどう変化しているか、、、その「動的な情報」は画像には残りません。だから同じ画像所見でも、症状の出方は大きく違ってくるのです。

画像では見えない“機能的な問題”

画像検査で分かるのは、主に「構造的な情報」です。一方で、症状に直結する「機能的な要因」は、画像では評価できません。

IMAGE 📷

画像で
分かること

構造的な情報

  • 骨の変形
  • 脊柱管の狭さ
  • 椎間板の状態
  • 靭帯の肥厚
FUNCTION 🔍

画像で
分からないこと

機能的な要因

  • 筋肉の硬さ・バランス
  • 神経の滑走(動きやすさ)
  • 血流の状態
  • 姿勢や動きのクセ
💪

筋肉の状態

深部筋の硬さ・
バランス

神経の滑走

スムーズに
動けているか

🩸

血流の状態

神経まわりの
循環

🧍

動きのクセ

姿勢・歩き方の
偏り

これらはすべて、
実際のしびれや痛みに直結する“機能的な要因”です

鍼灸師としての視点|「原因がない」のではなく「見えていない」

臨床で感じるのは、「異常がない」のではなく「検査では拾いきれていないだけ」というケースが非常に多いということです。

例えば、こんな状態が隠れています

  • お尻の筋肉(梨状筋など)が硬く、神経を圧迫している
  • 腰の深部筋(多裂筋など)がうまく働いていない
  • 神経周囲の血流が低下している
  • 同じ姿勢のクセが、神経への負担を増やしている

これらは画像には映りませんが、
確実に症状に影響を与えています

医療と代替ではなく「役割の違い」

ここで大切なのは、「病院が間違っている」という話ではないということです。それぞれに重要な役割があります。

🏥 医療機関の役割

  • 手術が必要かの判断
  • 重篤な疾患の有無確認
  • 画像診断による構造評価
  • 薬物による治療

🌿 機能的アプローチの役割

  • なぜ症状が出ているのかの整理
  • 日常生活での改善サポート
  • 筋肉・神経・血流の評価
  • 体の使い方の調整

どちらが正しい・間違いではなく、役割が違う これが正しい理解です

鍼灸でできるアプローチ

鍼灸では、画像では見えない「筋肉・神経の反応・血流」といった部分を評価し、施術を行います。

1

筋肉の緊張を緩める

慢性的に硬くなった深部筋にアプローチし、神経への余計な圧迫を減らします。

💡 構造に影響する“環境”を整える
2

神経周囲の環境を整える

神経の滑走性や周囲組織の柔軟性を改善し、感じやすさそのものを落ち着かせます。

💡 神経の動きやすさを取り戻す
3

血流を改善する

滞った循環を回復させ、神経の修復・回復に必要な酸素と栄養を届けます。

💡 回復できる体に整える

「原因が分からなかった症状」が変化していくケースも、決して少なくありません

これらの作用は、アメリカ国立衛生研究所(NIH)でも、鍼の生理学的作用として報告されています。

「気のせい」ではありません

検査で異常がないと言われると、「自分の気にしすぎなのでは?」と感じてしまう方もいます。

しかし実際には、こうした明確な身体の変化が起きています。

  • 神経の過敏(感じやすさが増している)
  • 筋肉の緊張(持続的な硬さ)
  • 血流の低下(循環の滞り)
誤解

異常なし=
気のせい

事実

機能的な変化が
確かに起きている

症状がある以上、それには必ず理由があります

  • 足の力が急に入りにくくなった
  • 排尿・排便のトラブルがある
  • 両足に強いしびれが出ている
  • 安静にしていても痛みやしびれが続く

こうした場合は速やかに整形外科を受診してください。

まとめ|構造と機能、両方を見る

脊柱管狭窄症に限らず、ひとつ忘れてはいけないことがあります。

誤解

画像で異常がない
=問題がない

事実

機能的な要因まで
見る必要がある

重要なのは、両方を見ていくこと:

  • 構造(画像で分かる骨・神経の状態)
  • 機能(筋肉・血流・神経・動きの状態)

もし「異常なしと言われたのに症状がある」とお感じなら…

  • 「気のせい」と諦めず、機能的な視点でご自身の体を見直してみてください。

【参考・参照元】

「異常なしと言われたのにしびれる」
その違和感を、一緒に整理しませんか?

画像検査では問題が見つからないのにしびれや痛みが続く方の多くは、深部筋の硬さ・神経の滑走不全・神経周囲の血流低下といった「画像には映らない機能的要因」を抱えています。鍼灸では、こうした機能的な部分を評価しながら、多裂筋・梨状筋・殿筋などの深部、神経の通り道、循環の滞りに直接アプローチするお手伝いをしています。「異常なしと言われたのにつらい」とお感じの方こそ、機能的な視点でご自身の体を整理してみませんか。

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